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Uniform Type Identifier

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Uniform Type IdentifierUTI)はデータ(エンティティ)のタイプ(種類、型)を一意に識別する文字列である。AppleMac OS X v10.4 から追加され[1]Spotlight などでファイルフォルダクリップボードのデータ、バンドルエイリアスシンボリックリンクストリーミングデータなどを識別するのに利用されている。UTIはドメイン名を逆さにした構造をしている。また、UTIはマルチメディアファイルが(MIMEタイプ のように)単一のタイプに識別されないように 多重継承を採用している。つまり1つの識別子は例えば public.audiopublic.videopublic.textpublic.image など複数の識別子を継承できる。

継承の階層がUTIの最も重要な部分である。UTIの階層には次の2つがある。

  • 物理階層[2]
  • 機能階層[3]

物理階層での継承は必須だが、機能階層での継承は任意である。

publicドメインはAppleのみが宣言可能なドメインで、UTIにおける基底タイプを含んでいる。

識別子 継承元 意味
public.item 物理ヒエラルキーの基底タイプ
public.content すべてのドキュメント・データ(機能ヒエラルキー)の基底タイプ
public.data public.item ファイル、バイトストリーム、クリップボードデータの基底タイプ
public.image public.data
public.content
画像の基底タイプ

UTIは他のファイルタイプ識別子を識別する用途でも使われる。

識別子 継承元 意味
public.filename-extension public.case-insensitive-text 拡張子
public.mime-type public.case-insensitive-text MIMEタイプ
com.apple.ostype public.text OSTypeリソースフォーク参照。
com.apple.nspboard-type public.text NSPasteboardタイプ

脚注

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  1. ^ クリップボードでは Mac OS X v10.3 から利用されていた
  2. ^ physical hierarchy
  3. ^ functional hierarchy

外部リンク

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