US版『VOGUE』の創刊130周年を記念し、昨年9月にニューヨークで始動したスペシャルイベント「VOGUE WORLD」。今年は舞台をロンドンに移し、ファッションウィークの幕開けとなる9月14日(現地時間)に開催される。
ロンドンに足を運べない人も、世界中の『VOGUE』ウェブサイトでライブストリームを視聴することが可能だ。
会場となるのは、ウェスト・エンドにある17世紀に起源をもつイギリス最古の王立劇場、シアター・ロイヤル・ドゥルリー・レーン。クリエイティブディレクターを務めるのは、人気ドラマ「ザ・クラウン」やミュージカル『リトル・ダンサー』を手がけ、BAFTAやローレンス・オリヴィエ賞を受賞した著名演出家のスティーブン・ダルドリーだ。
さらに、ロイヤル・オペラ・ハウス、アンドリュー・ロイド・ウェバー&LWシアター、ロイヤル・バレエ団、ランベール・ダンス・カンパニーの協力のもと、ロンドンのありとあらゆる舞台芸術家が集結し、世界最高峰のパフォーマンス、そしてもちろん、2023-24年秋冬コレクションをフィーチャーしたファッションを凝縮した一夜となる。
注目のゲストには、世界を舞台に活躍するオペラ歌手やスーパーモデル、ファッションデザイナーやバレエダンサーなどが登場し、イアン・マッケランからミカエラ・コール、ヴィクトリア・ベッカム、さらにはロンドン市長のサディク・カーンまで、錚々たる顔ぶれが駆けつける予定だ。
「第2回目となる『VOGUE WORLD』をロンドンで共催できることを大変うれしく思っています」と語るのは、UK版『VOGUE』の編集長兼ヨーロピアン・エディトリアル・ディレクターであるエドワード・エニンフル。「UK版『VOGUE』は107年間、ファッション、カルチャー、そしてその2つが交わる魔法のような世界観を作り上げてきました。そして今、ロンドンのクリエイティブアーツを全面的にサポートするために、業界を率いる才能ある人たちの協力を得て、その世界観をリアルに再現するのです。皆さんにお見せするのが待ちきれません。記憶に残る一夜となることでしょう」
一方、コンデナスト社チーフ・コンテンツ・オフィサー兼『VOGUE』グローバル・エディトリアル・ディレクターのアナ・ウィンターは、この企画について次のように語っている。
「『VOGUE』のエディターたちは、長年にわたって世界中のファッションショーを見てきました。そこで私たちは、このファッションというレンズを通して、私たちが今いる文化的な瞬間を体現する独自のショーを作ってはどうだろう? と考えたのです」
「イギリスの芸術文化は今、危機に陥っています。『VOGUE WORLD』は芸術の重要性と、それが私たちの生活に欠かせないものであるということ、そして今いかに私たちの支援を必要としているかを発信する、素晴らしい機会となるでしょう」
Vogue World LondonはGenesisの提供によるものです。チケットの売り上げはすべて、ナショナル・シアター、ロイヤル・オペラ・ハウス、ランベール・ダンス・カンパニー、ロイヤル・バレエ団など、ロンドンの舞台芸術団体を支援するために寄付されます。
※「Vogue World」のチケットは完売しました。お問い合わせは paris@vogueworld.com まで。
Adaptation: Motoko Fujita
From VOGUE.CO.UK
![](https://cdn.statically.io/img/media.vogue.co.jp/photos/631fd5383bab312008527636/3:2/w_1600%2Cc_limit/023_is1%25200393.jpg)