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今年の「VOGUE WORLD」はロンドンで開催! 世界最高峰のパフォーミングアーツとファッションを凝縮した一夜に

昨年9月にニューヨークで始動し、大盛況に終わった「VOGUE WORLD」がカムバック! 今年はロンドンでファッションウィークがスタートする9月14日(現地時間)、イギリス最古の王立劇場として知られるシアター・ロイヤル・ドゥルリー・レーンで開催される。

ラン��ール・ダンス・カンパニーとナオミ・キャンベル

Photo: Charlotte Wales

US版『VOGUE』の創刊130周年を記念し、昨年9月にニューヨークで始動したスペシャルイベント「VOGUE WORLD」。今年は舞台をロンドンに移し、ファッションウィークの幕開けとなる9月14日(現地時間)に開催される。

ロンドンに足を運べない人も、世界中の『VOGUE』ウェブサイトでライブストリームを視聴することが可能だ。

ホランド・パークにあるレストラン、オランジェリーにて。デザイナーのスプリヤ・レーレ、マルコ・カパルド、スティーブン・ストーキー・デイリー、ハリス・リード、ローラ・ロウェナ、エマ・チョポヴァ、レジーナ・ピョウ、コナー・アイヴスがスーパーモデルのクリステン・マクメナミーをスケッチ。

Photo: Charlotte Wales

会場となるのは、ウェスト・エンドにある17世紀に起源をもつイギリス最古の王立劇場、シアター・ロイヤル・ドゥルリー・レーン。クリエイティブディレクターを務めるのは、人気ドラマ「ザ・クラウン」やミュージカル『リトル・ダンサー』を手がけ、BAFTAやローレンス・オリヴィエ賞を受賞した著名演出家のスティーブン・ダルドリーだ。

さらに、ロイヤル・オペラ・ハウス、アンドリュー・ロイド・ウェバー&LWシアター、ロイヤル・バレエ団、ランベール・ダンス・カンパニーの協力のもと、ロンドンのありとあらゆる舞台芸術家が集結し、世界最高峰のパフォーマンス、そしてもちろん、2023-24年秋冬コレクションをフィーチャーしたファッションを凝縮した一夜となる。

左からケセワ・アボア、イアン・マッケラン、アルバ・クレア、ジーン・キャンベル。演出を手がけるのはスティーブン・ダルドリーをはじめ、ナショナル・シアターのディレクターであるエミリー・バーンズ、プロデューサーのフラン・ミラーなど、イギリスの演劇界をリードする権威がこの企画に協力する。

Photo: Charlotte Wales

注目のゲストには、世界を舞台に活躍するオペラ歌手やスーパーモデル、ファッションデザイナーやバレエダンサーなどが登場し、イアン・マッケランからミカエラ・コールヴィクトリア・ベッカム、さらにはロンドン市長のサディク・カーンまで、錚々たる顔ぶれが駆けつける予定だ。

ロンドンの自然史博物館にて。イギリスの音楽シーンの第一線で活躍するミュージシャンのグリフとジョルジャ・スミス。ヨーロッパ初の黒人と少数民族によるチネケ!・オーケストラとともに。

Photo: Charlotte Wales

「第2回目となる『VOGUE WORLD』をロンドンで共催できることを大変うれしく思っています」と語るのは、UK版『VOGUE』の編集長兼ヨーロピアン・エディトリアル・ディレクターであるエドワード・エニンフル。「UK版『VOGUE』は107年間、ファッション、カルチャー、そしてその2つが交わる魔法のような世界観を作り上げてきました。そして今、ロンドンのクリエイティブアーツを全面的にサポートするために、業界を率いる才能ある人たちの協力を得て、その世界観をリアルに再現するのです。皆さんにお見せするのが待ちきれません。記憶に残る一夜となることでしょう」

ヴィクトリア・ベッカム、TikTokerのカビー・ラメ、ロンドン市長サディク・カーン、文化担当副市長ジャスティン・シモンズ、NHS(国民保健サービス)合唱団。キャンペーンヴィジュアルはフォトグラファーのシャーロット・ウェールズが手がけた。

Photo: Charlotte Wales

一方、コンデナスト社チーフ・コンテンツ・オフィサー兼『VOGUE』グローバル・エディトリアル・ディレクターのアナ・ウィンターは、この企画について次のように語っている。

「『VOGUE』のエディターたちは、長年にわたって世界中のファッションショーを見てきました。そこで私たちは、このファッションというレンズを通して、私たちが今いる文化的な瞬間を体現する独自のショーを作ってはどうだろう? と考えたのです」

「イギリスの芸術文化は今、危機に陥っています。『VOGUE WORLD』は芸術の重要性と、それが私たちの生活に欠かせないものであるということ、そして今いかに私たちの支援を必要としているかを発信する、素晴らしい機会となるでしょう」

老舗リージェンシー・カフェにて。左から『ハムレット』のクシュ・ジャンボ、「ブリッジャートン家」のシモーヌ・アシュリー、「HEARTSTOPPER ハートストッパー」のウィリアム・ガオ、モデルのジゼル・ノーマン。スタイリングするのはUK版���VOGUE』のファッション・ディレクター、ポピー・ケイン、コントリビューティング・ファッション・エディターのジャック・ボルケット、そしてハリー・ランバート。

Vogue World LondonはGenesisの提供によるものです。チケットの売り上げはすべて、ナショナル・シアター、ロイヤル・オペラ・ハウス、ランベール・ダンス・カンパニー、ロイヤル・バレエ団など、ロンドンの舞台芸術団体を支援するために寄付されます。