フューチャー・デザイン・ラボ

「東急、次の100年を創る。」をミッションに、社会やお客さまの生活を変えるイノベーションに取り組んでいます。

フューチャー・デザイン・ラボ

 フューチャー・デザイン・ラボは、「東急、次の100年を創る。」をミッションに、社会やお客さまの生活を変えるイノベーションに取り組んでいます。
 当社100年の歴史を振り返ると、それはイノベーションの連続です。「城西南地区開発趣意書」に代表されるまちづくりや、「環太平洋構想」を掲げた海外進出、「3C戦略※」に代表される新たな文化・生活の創造など、常に世の中に新たな価値を提供し続けてきました。
フューチャー・デザイン・ラボはこのDNAを次の100年にもつなげるべく、あらゆる取り組みを通して未来価値の創造に挑戦しています。

カード、ケーブルテレビ、カルチャー

社内起業家育成制度

 事業を創造する意欲・能力を有する社員を支援し、新規事業創出を通じてチャレンジする企業風土を醸成することを目的に、2015年4月に創設されました。この制度では部署や年齢・役職に関わらず新規事業を提案でき、発案者自らがプロジェクトリーダーとして携わることができます。従業員のフロンティア・スピリットを喚起し、東急グループの活性化と持続的成長を推進するとともに、新たな顧客価値を創造していきます。

東急アライアンス プラットフォーム

 東急アクセラレートプログラムとして2015年度より開始、2021年度からは東急アライアンスプラットフォームへと進化しました。
 東急グループの幅広い顧客接点とアセットを活用した事業共創、および東急グループが抱える課題解決を通じた事業変革を目指すとともに、渋谷を中心としてスタートアップの持続的な成長を支える「イノベーションエコシステム」を構築することを目指します。

東急2050プロジェクト

 時代が平成から令和に変わった2019年、30年後の未来を考える東急2050プロジェクトを開始しました。このプロジェクトでは、2050ビジョン「世界が憧れる街づくり」に向かって、経営・ミドル・現場を含む全社員が一丸となって考え続けること、挑戦し続けることを目指しています。具体的には、ビジョン策定ワークショップ、ラボ会員制度(社内副業的制度)、事業構想コンテスト、東急フューチャーサミット、イノベーションコミュニティメディア運営などを通じて、未来に向けた組織変革を推進しています。

社内起業家育成制度

NewWork

 第1号案件として創設した法人会員制サテライトシェアオフィス事業。ICT環境の発達や、モバイルPC・スマートフォンなどの普及による働き方の多様化に合わせた柔軟な執務環境の提供を目的とするもので、2016年5月に事業化されました。(詳細:P.27参照)

NewWork 三軒茶屋
ふるさとパレット

 第5号案件として2019年10月に、ふるさと納税ポータルサイト「東急グループのふるさと納税『ふるさとパレット』」をオープンしました。東急グループにゆかりがある地域を中心に、魅力あふれるお礼品の掲載や寄附のお申し込みを取り扱います。また地域の自治体や地元の方々と共同で、「訪れるきっかけとなる」をテーマにした「東急オリジナルお礼品」の開発をしています。この事業を通して、各地域へ実際に足を運んでいただき、その土地ならではの体験を提供することで、地域の交流人口増加による地域の活性化に貢献します。

「ふるさとパレット」Webサイト
TsugiTsugi(ツギツギ)

 第6号案件として「ただいま」と帰る場所をツギツギと巡る、旅するような暮らし方を実現する定額制回遊型住み替えサービス「TsugiTsugi」の先行体験を2021年4月より開始しました。誰にでも訪れるライフステージやライフスタイルの変化、その日の都合やその時々の気分に合わせて、好きな時に好きな場所を自由に選んでいただき、理想の暮らし方の実現をサポートします。このサービスは、長期にわたる期間制約や初期費用・手数料といった住み替えのハードルを軽減し、自由な移動やその土地で��暮らしを実現することで、観光や旅行では味わえない日々の生活に触れ、非日常を日常として過ごせる新たなライフスタイルを提供します。

「TsugiTsugi」Webサイト

オープンイノベーション

東急アライアンスプラットフォーム
「東急アクセラレートプログラム2020 Demo
Day」授賞式の様子

 2020年度で第6期となる、スタートアップを中心とした企業との事業共創を図る「東急アクセラレートプログラム」は、TOKYU 2050 VISION「東急ならではの社会価値提供による世界が憧れる街づくり」の実現に向けた「City as a Service」構想推進チームも新たに加わり、東急グループ19社が参画、17の領域を対象テーマとした、幅広い顧客接点を生かしたプログラムへと進化を続けてきました。 2020年度のDemo Dayでは、日本全国の福祉施設でアート活動をする障がいのある作家と契約を結び、アートライフブランド事業やアートライセンス事業を通して社会に新しい価値を提案する「株式会社ヘラルボニー」が東急賞を受賞しました。事業共創を行う東急百貨店とは、2020年11月から東急百貨店本店でのポップアップショップの展開による作家の作品展示と販売、作品展示終了後のアップサイクルによるトートバッグの販売を実施しました。また、当社の街まるごとメディア事業「ROADCAST」とは、2020年12月から未稼働時における作品掲出と、付随するQRコード※によるプロダクトの販売に取り組んでいます。今後も、東急百貨店のチャリティープロジェクトなどの企画や、ROADCASTとの連動企画を行う予定です。 2021年度からは「東急アライアンスプラットフォーム」へと進化し、オープンイノベーションをさらに浸透させることで、参画事業者以外も含めた東急グループの幅広い事業アセットを活用した事業共創による新たな価値創出に挑戦していきます。今後も、スタートアップ企業などとの事業共創によって、多様化するニーズに迅速に対応し、イノベーティブなまちづくりを行います。

QRコードはデンソーウェーブの登録商標です。

イノベーションエコシステムの拠点「SOIL(Shibuya Open Innovation Lab)」
SOIL(Shibuya Open Innovation Lab)

 2019年7月、渋谷を中心としたグローバルイノベーション拠点の形成と、国内産業界のオープンイノベーションの加速を目的として、スタートアップや大企業などの新しいサービス・プロダクトの社会実装にフォーカスしたオープンイノベーション施設「SOIL」を開設しました。社会実装に向けた招待会員制のオープンイノベーションラボで、各種プロジェクトのミーティングスポットとしての機能だけでなく、国内外のメディア、投資家、スタートアップ、大手企業、官公庁などのプレーヤーと共に、イベントや勉強会などを通じて、情報の共有化と健全な競争により、日本の産業界のイノベーションを促進します。