スポーツ

ツールドフランス

フランスのスポーツといえばロードレース。世界3大スポーツイベントの一つにして、地球上最も過酷な大会とも称される「ツールドフランス」はあまりにも有名です。

競技の内容は毎年7月に23日間の日程で行われるステージレースで、距離にして3300km前後を走り抜くというもの。コースには市街の平坦なところから、高低差のある山岳もあるため、作戦も重要と体力と頭脳の両方が求められます。

駆け引きと、シンプルなスピード感でエキサイティングする競技です。

あまりロードレースを見ない方も、苛烈なレースを見たらハマるかもしれません。
なによりロードバイクがカッコイイっ!

サッカー

フランスのスポーツといえばサッカーも外せません。ジダンを筆頭にレジェンドプレイヤーを多く輩出してきた名門国です。

2018W杯優勝を経験し、将来的なバロンドールの獲得も期待される「怪物」エムバペをはじめ、欧州トップで活躍する名だたるプレイヤーが多く名を連ね世界選抜とも呼べる様な豪華メンバーが揃っています。

EURO2024(ユーロ2024)も、本夏のu23大会もフランスの躍進が楽しみです!

音楽

ポピュラー・ミュージック

フランスは音楽の国でもあります。

60年台~70年台中頃に世界中でヒットを起こしたシンガー達による通称フレンチポップ。
ミッシェル・ポルナレフ / シェリーに口付け、シルヴィ・ヴァルタン / アイドルをさがせ、フランス・ギャル / 夢見るシャンソン人形など「あっ聞いたことある!」となる名曲が多くあります。

今回、フランス出身ミュージシャンによる、独特な魅力を持った作品を2枚ピックアップ!

邦楽へ与えた影響も大きいフランスのポピュラーミュージックをこの機会にぜひ堪能してみては。

フランソワーズ・アルディ / さよならを教えて (1968)

2024年6月、フレンチポップを代表するシンガーの1人、フランソワーズ・アルディの訃報がありました。
アンニュイなウィスパーボイスが魅力的で、同ジャンルの他のシンガーと比較するとクールで大人な印象が強いです。

楽曲も洗練されたものが多く、90年台に渋谷系の人気と共に再発掘され新しい視点から再び評価を受けたシンガーでもあります。

タイトル・ナンバー「さよならを教えて」は、ヒット曲「It Hurts To Say Goodbye」にセルジュ・ゲーンズブルがフランス語の歌詞をつけ、ジャン・ピエール・サバ―が大胆なアレンジを担当した彼女の代表曲。

また、彼女の曲は戸川純やカヒミ・カリィ、MEG、竹内まりや等に彼女の楽曲はカバーされています。

邦楽ファンの方にも大推薦なシンガーです。

ブリジット・フォンテーヌ / ラジオのように (1969)

前衛シャンソン歌手と前衛ジャズ集団が運命的な出会いで融合した歴史的名盤!

シャンソン史に名を残す異端シンガー、ブリジット・フォンテーヌの退廃的な美しさを持つ歌声が素晴らしい作品です。

渡仏していた革新的ジャズ・グループ、アート・アンサンブル・オブ・シカゴによる濃密かつプリミティヴな演奏と、ブリジットのストイックなヴォーカル、そしてパートナーのベルベル人アレスキの呪術的かつ空間的なパーカッションに奇跡的なサウンド。

フランスの名門 「 サラヴァ 」 レーベルを代表する歴史的名作として名高く、アヴァンギャルド・ファンからの人気も高い1枚です。



フランス・ポピュラー・ミュージック 推薦アルバム

クラシック

フランス出身のクラシック音楽家に「月の光」で知られるドビュッシーがいます。彼の音楽性は「印象主義」と呼ばれ、フランス近代音楽の先駆け的存在となりました。

バレエ音楽「ボレロ」の作曲者モーリス・ラヴェルもフランス出身の音楽家。
今夏には「ボレロ」の誕生秘話を描いた音楽映画「ボレロ 永遠の旋律」も公開されます。

また、「クラシックを聴きたいけど、何から聴けばいいのか、、」とお悩みの方も多いかと思います。

そんな方はぜひ「クラシック百貨店」のコンピアルバムがおすすめです。大人気再発シリーズ「クラシック百貨店 」100タイトルの中から、声楽やピアノなどテーマに沿ってフォーカスした楽曲を集めたコンピ盤です。
ぜひクラシック最初の1枚に!

フランス・クラシック 推薦アルバム

映画

フランスは「フランス映画」とジャンルがくくられるほど名作映画を多数発表しています。その中で担当が個人的に好きなフランス映画を2本チョイス!

レオン(1994)

1994年公開、リュック・ベッソン監督による、言わずとと知れた傑作バイオレンスアクション映画。
殺し屋(レオン)と12歳の少女マチルダ(ナタリー・ポートン)が心を通わせる物語です。

悪徳警官スタンフォード(ゲイリー・オールドマン)に家族を惨殺されてしまった少女マチルダは、隣に住む殺し屋レオンに助けを求め、弟子入りすることになります。

決して明るいテーマではないですが、2人が共同生活を送る中で、ほのぼのとするシーンや、殺しの技術をレクチャーする中で関係が築かれていく様子が描かれ、 ダークでありつつも幸福なシーン瞬間も多く、だんだんと2人が愛らしくなっていきます。

映画史に残る名敵キャラクター、スタンフォードとの対決と、ラストシーンは心に残る事間違いなし!

鑑賞後はドアの覗き窓にガムつけたり、ガリガリとフリスク食べる・・・とかやりたくなっちゃいます(笑)

ロシュフォールの恋人たち(1967)

とびきりキュートなミュージカル名作にして、フランス映画金字塔を2本目にチョイス!

監督は「シェルブールの雨傘」のジャック・ドゥミ。

年に一度のお祭りで賑わうロシュフォールの街で、美しい双子の姉妹ソランジュとデルフィーヌ。ソランジュは音楽家を、デルフィーヌはバレリーナを志しパリで実力を試したいと思いつつも、運命の人との出会いに焦がれる夢を持った2人のストーリーです。

この映画の魅力は彩色豊かな映像と、ミシェル・ルグランによる音楽が芸術的で素敵です。

ハッピーな気持ちになれるミュージカル名作をどうぞ!

おすすめフランス映画10選!

絵画

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