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プレスリリース

[2024/07/01]

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現場で体感!移動式安全体感施設の運用を開始

~「Kajima Safety Caravan」を導入~

 鹿島(社長:天野裕正)は、本日、工事現場に従事する方々の安全意識と危険感受性の向上を目的に、移動式の安全体感施設「Kajima Safety Caravan」(カジマセーフティーキャラバン)の運用を開始しました。
 「Kajima Safety Caravan」が全国各地の工事現場に出向くことで、施工管理を担当する当社の社員や協力会社の技術者・技能者を対象とした様々な安全体感訓練を、工事現場内で行うことができます。
 導入初年度である本年度は、首都圏を中心に運用し、災害防止活動を推進してまいります。

移動式の安全体感施設「Kajima Safety Caravan」

移動式の安全体感施設「Kajima Safety Caravan」

車両概要 全長:9.37m、全幅:2.49m(ウイング展開時:7m)、全高:3.5m、車両重量:10,950kg

導入の背景

 工事現場に従事する当社の社員や協力会社の技術者・技能者にとって、安全は最も優先すべき事項です。過去の災害事例を教訓に工事現場の安全設備やルールを長い年月をかけて改善してきた結果、建設業における労働災害の発生件数は、30年前と比べて7割以上減少しました。そのため、工事現場の従事者が実際に労働災害に遭遇する機会そのものが減少しており、個々人が危険を察知する感覚「危険感受性」は低下しているといわれています。こうした状況から、危険感受性の向上を目的とした訓練が注目されています。
 そこで当社グループでは、教育訓練施設において、若手社員を対象とした安全体感訓練を対面式の集合研修で実施しています。しかしながら、労働災害で被災される方の多くは、工事現場で実際に作業を行う協力会社の技術者・技能者であり、全国各地から一堂に集まって訓練を受けることは現実的ではありません。そのため、技術者・技能者が工事現場を離れることなく、安全体感訓練を受講できる環境が求められていました。

「Kajima Safety Caravan」の概要

 「Kajima Safety Caravan」は、中型トラック(最大積載11t)をベースにした訓練専用車両です。労働災害防止に効果的な9種類のコンテンツを搭載しており、訪問先の工事現場において、車両荷台のウイング扉を展開することにより約10m四方のスペースを構築し、その場で安全体感訓練を行うことができます。訓練カリキュラムについては、訓練対象者の担当工種や経験年数を考慮し、9種類のコンテンツの中から複数を選択、組み合わせることで、半日コースから1時間コースまで“オーダーメイドの訓練”が実施可能です。
 
(9種類のコンテンツ)
  1. 安全帯ぶら下がり体感装置
  2. VR危険体感装置(墜落体感等のVRコンテンツ38種、うち26種は3軸VRシミュレーター対応)
  3. 感電・過電流・��ラッキング・短絡体感装置
  4. Vベルト巻き込まれ体感装置
  5. ローラー巻き込まれ体感装置
  6. ヘルメット・安全靴挟まれ体感装置
  7. グラインダー暴れ・弾かれ体感装置
  8. 漏電遮断器有効性体感装置
  9. 落下衝撃測定体感装置

1.安全帯ぶら下がり体感装置"

1.安全帯ぶら下がり体感装置

2.VR危険体感装置"

2.VR危険体感装置

3.感電・過電流・トラッキング・短絡体感装置"

3.感電・過電流・トラッキング・短絡体感装置

4.Vベルト巻き込まれ体感装置"

4.Vベルト巻き込まれ体感装置

今後の展開

 導入初年度は、主に首都圏の工事現場を対象に運用し、来年度以降は全国各地に対象を広げ、安全体感訓練を実施してまいります。
 鹿島は今後も、労働災害の根絶を目指し、災害防止活動に尽力してまいります。

プレスリリースに記載された内容(価格、仕様、サービス内容等)は、発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

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