上位の肯定的レビュー
5つ星のうち5.0貴重な日本が舞台のオープンワールド時代劇アクションRPG!
2024年6月19日に日本でレビュー済み
「仁王」や「NINJA GAIDEN」を開発した“Team NINJA”が贈る、戦乱の19世紀の日本舞台の戦闘重視オープンワールドアクションRPG。
プレイ60時間以上。クリア、トロコン済み。
<良かった点>
『ストーリー』
・幕末の世で、坂本龍馬、ペリー、などの50名以上の偉人が登場する。
・倒幕派か佐幕派のどちらに付くかストーリーミッションで選べ、その結果によってストーリーが変化する。
・会話の選択肢で展開が変わる仕様で、敵の生き死になどを選択でき、話術のスキルがあれば嘘を付いたり、説得したり、脅したりできる。
・留魂録で過去の土地行くことや、ミッションなどもやり直せる。選択肢次第で違うストーリー展開に分岐することが可能。
『オープンワールド』
・横浜、江戸、京都がマップとして登場する。
・鉤縄で高所や高い建物に登れ、探索できる。
・羽の付いたカラクリで高所から滑空できる。
・呼び笛で馬に騎乗し駆け回れる。複数種類の馬や、装備品が存在する。
・海で水泳や、潜って海底の素材を得ることができる。
・小動物などから素材を得られる、素材を調合して消費アイテムを作れる。
・町で悪行を重ねると手配度が上昇し、役人に追われる身となる。
・長屋(自宅)で縁を結んだNPCと交流、内装の模様替え、家庭菜園、犬に探索に行かせたり、集めた猫を貸し出して報酬を得られる。
・ジェスチャーが行え、人々に挨拶などができる。
・懐中時計で自由にゲーム内時間を朝・昼・夜に変更可能。
・隠し刀の旗印を見つけると、ファストトラベルが解除、体力気力と消費アイテム数が回復するが、敵も復活する。
・フォトモードが多機能で設定の保存もできる。
『アクティビティ』
・50名以上の偉人と因縁を結べ、贈り物をしたり、会話の選択肢で好感度を上げると、新たなミッションが発生したり、恋仲になったりできる。
・各エリアに因縁レベルが設定されており、アクティビティをクリアする事でレベルが上がり報酬が得られる
・徒党ミッション、仲間2名との戦闘ミッション、仲間に操作キャラを切替できる。オンラインで他のPCに助太刀して貰ったり、こちらが助太刀することが可能。計32名の仲間が選択できる。
・因縁ミッション、因縁を結んだ仲間とのクエスト。
・依頼、村人などから手助けを依頼されるサブクエスト。
・治安、ならず者が選挙した村を開放する。捕らわれの身の浪人を救出すると一緒に戦える。
・お尋ね者、幕府が追っている強敵。倒した人数により報酬。
・浪人、徘徊している浪人を倒すことで装備などが得られる。
・無縁の強者、マップに表示されていない隠しボス。
・社、参拝すると能力ポイントを得られる。
・猫蒐集、各地に隠れている猫を撫でると報酬を得られる。
・賭博、駒札を賭けて丁半が遊べる。
・砲術訓練、長銃やガトリングガンで制限時間の的を撃つ。
・流鏑馬、騎馬状態で弓で的を狙うタイムアタック。
・滑空訓練、カラクリで滑空しながら的を通過して行く。
・写真撮影、風光明媚な景色を撮影すると、報酬がある。
・鍛錬、道場で味方や今までのボスと戦える。クリアランクにより新たな流派や武技が報酬。
・ランダムイベント、敵が街道を塞いでるなどの突発的イベント、種類も多い。
・鍵のかかった蔵や、宝箱などが存在する。
・クリア後は最高難易度「暗夜」が解放される。
『ハクスラ要素』
・色々な見た目の装備が登場するので、装備の更新が楽しい。主に5つのレア度に分かれている。
・武器種毎に複数の流派が在り、攻撃種類が変わったり、敵の流派との強弱関係が在る。
・近接武器、素手、刀、槍、ニ刀、太太刀、サーベル、薙刀、銃剣、大剣、牛尾刀、
・遠隔武器、弓、長銃、短銃、捕火砲、投擲武器(手裏剣や爆弾など)
・防具、頭、胴、腕、足、アクセサリーの部位。
・武器、防具、アクセ毎に色んなスキルが付いている。
・素材を使用して武器を強化したり、武器スキルを継承したりできる。
・2000個ストックでき、自動売却や分解の設定もできる。
・見た目だけ好みに変更できる機能もあるので嬉しい。
・クリア後はレア度が極上品の装備が追加される。
『能力(スキルツリー)』
・レベルが100まで在り、アップでパラメータが上昇。
・武勇、技能、魅力、知略の4つのパラメーターとスキルツリーがあり、各種アクティビティ、レベルアップ、武器の習熟、人々との因縁を深める、依頼の報酬、開化の書などで能力ポイントを得られる。
・敵を倒すと得られる業が一定値に到達しても能力ポイントを得られる。
・消費アイテムを使用する事で能力の振り直しも可能。
・クリア後は新たなスキルツリーが解放される。
『バトルシステム』
・斬撃での敵の部位切断が爽快。
・仲間との共闘できる場面が多い
・鉤縄で敵を引き寄せたり、物を投げ付けたりできる。
・流派ごとに敵の流派との強弱の相性が異なる。
・ステルス状態で暗殺もでき、逃走すると此方を直ぐ見失ってくれるので、繰り返し暗殺が狙い易い。
・素手や木刀などで攻撃すれば、不殺で敵を倒せる。
・非戦闘時ならスタミナが無限で、体力が自動回復する。
・探知機で敵の位置をハイライト表示できる。
・難易度が薄明(EASY)ならアクションが苦手でもサクサク進める。(高難易度の方が報酬は良くなる)
・FPS優先モードなら60fpsで安定して動作する。
・クリア後は新たな流派が解放される。
・追い打ち、敵の気力を削り切ると繰り出せる強力な技。
・石火(パリィ):が決まると敵の気力が削れ動揺状態になる。
・武技:気力を消費して放つ技があり、連打や長押しで技が変化する。習熟度が上がると奥義に強化される。
・気焔、武器に炎などの属性を付与できる。
・閃刀、攻撃後にタイミングよく入力すると、武器の血を払う閃刀が発動、気力が回復する。
・紫電、攻撃中にタイミング良く武器切替を行うと発動し、そのまま連撃できる。
・烈風、攻撃中タイミングよく流派を切り替えると発動し、そのまま連撃できる。
・死亡すると能力ポイントを得るのに必要な業を失う、自身を倒した敵を返り討ちにできれば、業を取り返せるが、再度死亡すると永久に失う。
『キャラクタークリエイトが豊富』
・仁王2のキャラクリをベースにしており、ゲーム中に自由に変更もできるのが嬉しい。本作は主人公が喋る機会もあるので、キャラクリは重要。
・他のプレイヤーがネット上に公開したキャラクリデータを使用する事もできる。
<悪かった点>
・グラフィックスがPS4クオリティ。PS4版ゴーストオブツシマの方が綺麗なぐらい。
・昨今のオープンワールドとしては、使い古されたゲームデザイン。ミッションも基本はNPCとの会話→敵とバトルの繰り返しで、変化球は無い。
・鉤縄で引っ掛けれるポイントが決まっているので、屋根の縁ならどこでも掛けれる仕様のが良かった。
・飛び越せそうな微妙な高さの柵などが、ジャンプで飛び越せずストレス。
・敵とそうじゃないNPCの判別が分かり難い。村人だと思って近づいたら敵だったり。
総評としては、80点ぐらいのゲーム。
貴重な日本舞台のオープンワールドゲームだが、
グラフィックスや全体のゲームデザインは古臭さを感じる惜しい部分も多い。
PS4初期頃に発売されていたら傑作だったかなという印象。
その辺の部分は次回作があるならば改善を期待したい…!
仁王+アサシンクリードの様なゲームなので同作が好きな人にはオススメ!