カスタマーレビュー

2024年6月15日に日本でレビュー済み
FF7リメイク作品群2作目。
個人的に前作に当たるリメイク1作目は凡庸でつまらない作品だったので、全く期待していなかった。
忘らるる都までやるということだったのでエアリスがどうなったかだけ見るために購入。

結論から言えばかなり良かった。

リメイク1作目が50点とするなら100点。
リメイク1作目が0点でも100点。
リメイク1作目は記憶から消してもうこれだけで良いんじゃないかな?
と思ってしまうぐらい出来が良かった。

プレイをしてて感じたのは、細かい作り込みと、執念を感じるほどのキャラクターの掘り下げ。
エアリス、ティファの二大ヒロインはもちろん、ユフィも余すことなく推していくという姿勢が伺える。
キャラ人気が非常に高いFF7だからこそというのもあるが、分岐ごとにキャラムービーすら分かれるのはどれほどの労力を要したのだろうか。

ストーリー面は特に文句なし。
コミカルな展開もかなり多いがそもそもFF7ってそんなもんだし、エアリスの扱いもなるほどといった感じ。3作目でどうなるか楽しみではある。

オープンRPGになったことで広大なマップを自由に動き回れ、原作のチョコボ関係も上手くシステムに組み込んでおり好印象。

戦闘もかなりブラッシュアップされており、動かしてて楽しいレベルで爽快感のあるバトルが簡単に楽しめる。最終盤のチャレンジバトルになるとかなり歯応えがあり、強敵と戦いたいプレイヤーも楽しめるだろう(若干苦行のようなものだが)

非常に高いレベルで纏まっているオープンアクションRPGであり、FF7が好きな人も単純に綺麗で楽しいアクションRPGやりたい全員にオススメできる出来になっている。

不満点は、散々言われているであろうミニゲームの多さ。
元々FF7はゴールドソーサーのスノボーを筆頭にミニゲームが多くあり、かつそれが好評なゲームであるが、今回は正直辟易した。
なにがダメかというと、メインストーリー進行中に頻繁にミニゲームを差し込んでくる。人を探せとかならまだ分かるがQED系統のリズムゲームを差し込んでくるので、非常にテンポが悪い。
しかも、これらがトロフィー対象になっていることも多く、それが気になる人はトロフィーが取れるまでストーリーが足止めされることになる。
前述したチョコボもミニゲームありき、なんなら召喚獣の祠やライフストリームの泉を見つけるたびにボタン押しの簡単なミニゲームをやらせてくる。
こんなんやる必要あるか???プレイ時の水増ししてるだけでは????
という疑問すら湧いてくる。
そして1番肝心のスノボー調整中は出来ないという肩透かしをしてくる。なんでやねん。

しかしながら、不満といえば前述のミニゲーム関係ぐらいで他はよく纏まっており、よくできたゲームには違いない。
ただ少し不安な点が一つ。
FF7リメイクシリーズの2作目であるが、スクエニ的にはかなり力を入れた作品だと思われる。資金と技術をぶっ込んで作ったと感じるほどのゴージャスな出来をしているからだ。ただ、今現在そこまで売れているわけではなさそうで、スクエニ自体2024年の売り上げは低調で今後の方針を変更せざる得ないとまでコメントを出していた。
つまり最終作である3作目はこれより低予算になる可能性があるということだ。最後の最後で尻すぼみみたいなことになるのはかなり悲しい。
ただもうFFタイトル自体に求心力はなく、1作目があの出来ではプレステ5独占の2作目がこうなることはなんとなく想像がついていた。
いちファンとしては最終作も同様かそれ以上のクオリティを望みたいとこだが、どうなるかはまだ分からない。
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