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IG-11、通称IG新共和国時代に活動した男性プログラムのIGシリーズ・アサシン・ドロイド。複数回にわたる破壊と再建を経験し、賞金稼ぎナース・ドロイドを経て、最終的に惑星ネヴァロ保安官になった。もともとIG-11は賞金稼ぎギルドのプロトコルに従うようプログラムされていた。また彼は敵に捕まることを禁じられており、万一の場合に備えて自爆装置を内蔵していた。

9 ABY、IG-11は“獲物”として知られるフォース=センシティブの幼児、グローグー殺害する任務を請け負い、砂漠惑星アーヴァラ7を訪れた。ニクト傭兵団施設襲撃した際、IG-11は同じくギルドに所属するマンダロリアンの賞金稼ぎ、ディン・ジャリンと出会い、同じ目的のために手を結ぶことになった。ニクトの傭兵たちを全員倒した後、IG-11はグローグーを始末しようとしたが、このエイリアンの幼児を生け捕りにするよう命じられていたジャリンは、IG-11を裏切って破壊した。

のちにアグノート水分農��クイールがIG-11のボディを発見し、水分農場の手伝いをさせるためにこのドロイドを修理し、再プログラムした。のちにジャリンがグローグーを連れてクイールのもとを訪れ、帝国軍残党との戦いに協力を求めた際、かつての記憶がないIG-11もグローグーの守護者として彼らに同行することになった。ネヴァロにおける衝突のさなか、このナース・ドロイドは帝国軍に奪われたグローグーを奪還し、自らを犠牲にしてストームトルーパー部隊を全滅させた。ネヴァロ・シティは帝国から解放され、やがてIG-11の像が建てられた。

のちにジャリンはネヴァロ・シティを再訪し、IG-11を復活させたいとグリーフ・カルガ上級監督官に頼んだ。彼はこのドロイドを惑星マンダロアへのに同行させたいと考えていた。しかし像から外した部品をもとに再起動されたIG-11はグローグーを攻撃しようとしたため、その場で再び破壊された。カルガはアンゼランドロイドスミスに修理を依頼したが、記憶回路が無いため再稼働は実現しなかった。しかし彼らはこのドロイドのボディを再利用し、グローグー用の歩行機械IG-12を造った。IG-12はマンダロア奪回時に破壊されてしまったが、ジャリンはのちにアデルファイで新しいIGユニットの頭部を調達した。今度こそ復活を遂げたIG-11は、ネヴァロの新保安官として市民に奉仕することになった。

制作の舞台裏[]

誕生[]

IG-11は2019年11月12日Disney+ でスタートしたスター・ウォーズの実写TVシリーズ『マンダロリアン』のために制作されたキャラクターである。[10] シリーズの制作者であるジョン・ファヴロー2018年12月25日に自身の Instagram でIG-11の写真をアップし、初めてこのキャラクターの存在が明らかになった。[11] またIG-11のコンセプト・アートはニック・ジンドロークリスチャン・アルズマンらによって製作された。[12]

2019年8月23日に『マンダロリアン』のトレーラーが公開された際、IG-11の姿が初めて映像で公開されたが[13]、ファンからは『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』で初登場した有名なドロイドの賞金稼ぎ、IG-88と誤解された。プレ=リリース情報では、IG-11は現実世界だけでなく劇中でもよくIG-88と間違えられると紹介されていたが[10]、結局シーズン1のエピソードでIG-11がIG-88と呼ばれることは一度も無かった。[14] 実際、IG-11はオリジナル・トリロジーの背景キャラクターやコンセプトをシリーズに盛り組むべく、IG-88にインスパイアされて作られたキャラクターである。[15] IG-88と区別するために、このドロイドにはオレンジ色のストライプと、2つの弾帯という個性が加えられた。またコンセプト・スーパーバイザーを担当するクリスチャン・アルズマンは、IG-88には無かった、ブラスター・ライフルを握って撃つのに適した手を新キャラクターに与えた。[12] またシリーズ監督やプロデューサーを務めるデイヴ・フィローニは、本作に登場するIGドロイドを新キャラにした理由について、レジェンズで語られたIG-88の物語との衝突を避け、長年スター・ウォーズ・フランチャイズに関わってきた人たちに敬意を表するためとコメントしている。[16]

登場作品[]

IG-11 Sideshow

IG-11

参考資料[]

脚注[]

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