『The First Descendant』開発元、「ドロップ率は記載どおりで変動もさせていない」と明言。“ドロップ率を裏で下げてる”との憶測にアンサー

 

ネクソンは7月11日、『The First Descendant』に向け、アップデートとしてHotfix 1.0.2を配信した。同アップデートではコンテンツの調整や不具合の調整などがおこなわれている。あわせて本作開発からのコメントも寄せられている。特にアイテムなどのドロップ率に関するコメントが注目を集めているようだ。

『The First Descendant』は、TPSとアクションRPGを組み合わせた、基本プレイ無料のルートシューターだ。対応プラットフォームはPC(Steam)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|Sで、最大4人プレイに対応している。本作の舞台である大陸「イングリス」では100年前、優れた資源「アイアンハート」を探すためバルガスが大陸を侵略し、人類は滅亡の危機に瀕していた。生き残った人類は反抗の機会をうかがっており、プレイヤーは未知の力を受け継いだ“継承者”として、イングリスの平和を賭けて戦い、やがて“継承者”の真実に迫ることとなる。


ネクソンは本作に向けて、7月11日にHotfix 1.0.2を配信。パッチノート(英語)には変更点の詳細が記されている。具体的にはネームドモンスターがバリアとともに展開する、順番に壊さなくてはいけないImmunity Spheresが削除されるなどの変更が実施。こうした調整点の記載にともなって、開発者から調整意図などのコメントが記されている。そのうちのドロップ率についての記載に、注目が集まっているようだ。

『The First Descendant』では、各地に点在するクエストにて、キャラクター(継承者)の開放に必要な素材や、装備などの素材がドロップする。そのためより強い装備にしたかったり、目当ての継承者を開放したかったりといった場合には、ドロップによる素材の入手を目的として、何度もクエストを周回することもあるだろう。そうした“掘り作業”ではなかなか目当ての素材がドロップしないこともあるため、Steamの本作フォーラムなどでドロップ率が記載通りでないのではないかなどと、たびたび言及されていた。

パッチノ���トではそうした議論が起こっていることを認識していると言及。一方で、『The First Descendant』ではドロップ率は変動することはなく、ゲーム内表示に基づく確率で固定されていると明言された。また開発チームは全サーバーでの獲得率をチェックしており、表示されている確率どおりでドロップしていることが確認されているという。

ちなみに一部ユーザーから表示されている確率を不信に思う声などが寄せられた理由としては、たとえば表示されている確率と、実際に必要になる試行回数のイメージがズレうることが考えられるだろう。仮に50%でドロップするアイテムがあっても、2回試行したとしても必ずドロップするわけではない。ドロップする確率もしない確率も同様に確からしい場合には、2連続でドロップしない、つまり25%の確率でアイテムが獲得できない可能性もあるのだ。そうして試行回数がかさんだ結果、一部ユーザー間で「ドロップ率が変動している」として認識されてしまった可能性はあるだろう。


いずれにせよ、開発元いわく本作のドロップ率は表示どおりで機能しており、変動することもないようだ。なお今回のパッチノートの開発者コメントでは、透明性と誠実さをもってコミュニケーションを続けていくことも同時に明言されている。現在はクエストなどのコンテンツごとにアイテムのドロップ量を公開するといった方策をおこなっているものの、コミュニティが開発チームを信頼できるように、さらにさまざまな対策に取り組んでいるようだ。また稼ぎ(farming)を快適にするような改善策も準備されているとのこと。今後のアップデートも注目されるところだろう。

『The First Descendant』は、PC(Steam)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S向けに基本プレイ無料で配信中だ。