V模擬とは?都立自校作成対策もぎ?メリット・デメリットを解説

V模擬とは何か?受けた方がいいの?メリット・デメリットを解説

そろそろ高校入試の準備をさせようかな…
V模擬とは?いったい何なの?

こう考える親御さんも多いのではないでしょうか。

お子さんが東京・千葉への高校入試を考えている方なら、自分の学力を客観的に知るためにもV模擬は最適です。

そこで本記事では、「V模擬とは?」についてメリット・デメリットとともに解説します。

目次

Vもぎとは

V模擬とは

V模擬とは、「株式会社 進学研究会」が主催する中学3年生対象の高校入試のための模擬試験です。千葉県を中心に、関東の多くの中学で実施されています。

V模擬の結果は、偏差値や順位などで表示されます。偏差値は、自分の 実力が全国の受験生と比べて どのくらいなのかを知る指標となります。順位は、同じ 模擬試験を受験した受験生の中で自分が どのくらいの位置にいるのかを知る指標となります。

V模擬は、高校入試に合格するために役立つ 模擬試験です。中学3年生は、ぜひ V模擬を受験して、自分の 実力を把握し、弱点を克服しましょう。

V模擬とは、どのような種類があるの?

V模擬とは、どのような種類があるの?

続いて、V模擬の種類について見ていきます。

V模擬とは、大きく以下の4つに分類でき、判定の内容は以下の通りです。

  • 都立Vもぎ 都立3校・私立(国立)2校
  • 県立Vもぎ 千葉県立3校・私立(国立)2校
  • 都立自校作成対策Vもぎ 自校作成4校・私立(国立)2校
  • 私立Vもぎ 私立(国立)6校

都立Vもぎ(都立そっくりもぎ)

都立高校を目指している学生向けの模擬が、「都立Vもぎ」です。

8月~翌年1月にかけては、入試そっくりの「都立そっくりもぎ」を実施しています。

受験料 4,900円 (税込)

県立Vもぎ(県立そっくりもぎ)

千葉県公立高校の出願形式をとらえた県内最大の会場模擬が、「県立Vもぎ」です。

8月~翌年1月にかけては、入試そっくりの「県立そっくりもぎ」を実施しています。

受験料 4,900円 (税込)

都立自校作成対策もぎ

日比谷、戸山、青山・西・八王子東・立川・国立・新宿・隅田川・国分寺で「自校作成」で入試を行う都立受験を目指している学生向けの模擬が、「都立自校作成対策もぎ」です。

例えば、自由英作文や数学での途中式を書かせる問題など、記述中心で難易度の高い試験です。

受験料 5,700円 (税込)

私立Vもぎ

私立Vもぎは、私立や国立高校を目指している学生向けの模擬です。

最新の入試傾向にそった難易度の高い問題で、首都圏全域の私立・国立高校を判定します。

受験料 4,900円 (税込)

V模擬とは、5つのメリットで高校受験に最適

V模擬とは、5つのメリットで高校受験に最適

Vもぎとは、以下5つのメリットがあるため高校入試の準備に最適です。

自分の学力を客観的に評価できる

まず第一に、自分の学力を客観的に評価できる点です。V模擬は多くの受験生が参加するため、自分の学力がどの程度か、他の受験生と比較してどの位置にいるのかを把握することができます。これにより、受験対策の強化ポイントや改善すべき課題が明確になり、効率的な学習計画を立てることが可能です。

模擬試験の形式に慣れる

第二に、模擬試験の形式に慣れることができます。V模擬は実際の入試に近い形式で行われるため、試験本番さながらの緊張感を体験し、時間配分や問題解決のスピードを身につけることができます。これにより、本番の試験でのパフォーマンスが向上し、より高い得点を狙うことができるでしょう。

進路指導の参考資料としても有用

さらに、V模擬の結果は進路指導の参考資料としても非常に有用です。学校の教師や塾の講師が結果を基に具体的なアドバイスを提供してくれるため、自分に最適な進路や志望校の選定に役立ちます。特に志望校の合格可能性を客観的に評価することができるため、無理のない志望校選びが可能になります。

モチベーションの向上にもつながる

また、V模擬を受けることでモチベーションの向上にもつながります。模擬試験を受けることで自分の実力を確認できるため、次回の試験に向けての学習意欲が高まります。特に、自身の成績が向上した場合、その達成感がさらなる努力の源になるでしょう。

孤独感を感じずに受験勉強に取り組める

Vもぎは、受験生同士の競争意識を刺激し、切磋琢磨する環境を提供します。友人やクラスメートと一緒に模擬試験を受けることで、互いに励まし合いながら学習を進めることができ、孤独感を感じずに受験勉強に取り組むことができます。

以上のように、V模擬を受けることで得られるメリットは多方面にわたり、受験生にとって非常に価値のある経験となります。

V模擬とは、3つのデメリットに注意が必要

V模擬とは、3つのデメリットに注意が必要

Vもぎとは、多くの利点がある一方で、以下3つのデメリットや注意点も存在します。

結果に過度に依存しすぎると危険

まず、模擬試験の結果に過度に依存しすぎると、実際の試験でのパフォーマンスが影響を受ける可能性があります。V模擬の結果はあくまで一つの指標であり、絶対的なものではないため、結果に一喜一憂せずに冷静に受け止めることが重要です。

受験費用がかかる

また、V模擬は有料であるため、受験費用がかかります。複数回受験する場合、その費用が積み重なることがあります。このため、家庭の経済状況や予算に応じて計画的に受験することが求められます。さらに、受験日程に合わせてスケジュールを調整する必要があり、他の学習や活動とのバランスを考えることも大切です。

実際の試験と完全に一致しない

もう一つのデメリットは、模擬試験が提供する範囲や形式が実際の試験と完全に一致しない可能性がある点です。模擬試験の問題は過去の試験を参考にして作成されますが、試験内容や傾向が変わることもあるため、最新の情報を常にチェックし、幅広い対策を講じることが必要です。

模擬試験はあくまで自己成長のためのツールであり、一つの結果に囚われず、長期的な視点で学習を進めることが求められます。

V模擬とは、所定の受験日程で開催される

V模擬とは、所定の受験日程で開催される

主要な試験日程

県立そっくりもぎ

  • 8月25日(日)
  • 9月8日(日)
  • 10月6日(日)
  • 10月20日(日)
  • 11月3日(日)
  • 11月17日(日)
  • 12月1日(日)
  • 12月8日(日)
  • 1月12日(日)

都立そっくりもぎ

  • 8月25日(日)
  • 9月1日(日)
  • 9月8日(日)
  • 9月29日(日)
  • 10月6日(日)
  • 10月20日(日)
  • 10月27日(日)
  • 11月3日(日)
  • 11月17日(日)
  • 12月1日(日)
  • 12月8日(日)
  • 12月15日(日)
  • 1月12日(日)
  • 1月19日(日)

私立Vもぎ

  • 9月1日(日)
  • 10月6日(日)
  • 11月3日(日)
  • 12月1日(日)

都立自校作成対策もぎ

  • 10月20日(日)
  • 11月17日(日)
  • 12月8日(日)
  • 1月12日(日)

試験会場の一覧

試験会場に関しては、申込ページに記載されている会場から受験希望会場を一つ選択して申し込みます。

会場受験を選択し希望会場に座席数以上の申込があった場合は、近隣会場等へ自動で割り振りされます。

V模擬とは?もっと詳しく解説

V模擬とは?もっと詳しく解説

Vもぎに関するよくある質問と回答は、以下の通りです。

V模擬は何のために受けるのですか?

実力測定と志望校判定、入試形式への慣れ、志望校との実力差の把握の3つが挙げられます。

V模試は難しいですか?

V模擬の難易度は、受験する回や形式、科目、年度によって多少異なりますが、基本的に学校の定期テストよりは難しく、大学入試センター試験よりは簡単と言われています。

V模試とS模試の違いは何ですか?

V模試とS模試は、どちらも千葉県の中学3年生が高校受験対策として受ける主要な模擬試験です。

主な違いは、運営団体、試験回数、出題範囲、問題形式、難易度の5つです。

V模擬はいつ受けるのがベストですか?

1月:高校受験1年前のこの時期は、現在の学力レベルを確認するのに最適です。

6月:高校受験半年前のこの時期は、学習進度を確認し、弱点克服に役立ちます。

10月:高校受験直前のこの時期は、本番の入試形式に慣れることができます。

まとめ:V模擬とは中学3年生対象の模擬試験

まとめ:V模擬とは中学3年生対象の模擬試験

今回は、「V模擬とは何か?」について、メリットやデメリットとともにご紹介してきました。

最後に全体のおさらいを記載しておくので参考にしてください。

<Vもぎの種類>

  • 都立Vもぎ
  • 都立そっくりもぎ
  • 県立Vもぎ
  • 県立そっくりもぎ
  • 都立自校作成対策もぎ
  • 私立Vもぎ
V模擬(Vもぎ)
総合評価
( 4.5 )
メリット
  • 自分の学力を客観的に評価できる
  • 模擬試験の形式に慣れる
  • 進路指導の参考資料としても有用
  • モチベーションの向上にもつながる
  • 孤独感を感じずに受験勉強に取り組める
デメリット
  • 結果に過度に依存しすぎると危険
  • 受験費用がかかる
  • 実際の試験と完全に一致しない

高校受験を控えている方はぜひ、V模擬を活用してみてくださいね♪

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