美しいボクセル世界の破壊が楽しい「Riverbond」プレビュー

ボクセル世界で繰り広げるハチャメチャアクション

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A 5th Of BitSummitで触れた「Riverbond」は「マインクラフト」のようにボクセルで世界を表現していた。似てはいるものの、より精密なボクセル(2Dピクセルの立体版)を使っており、滑らかで心地よいアニメーションによって草木が表現され、その細かいボクセルで表現された世界は時折幻想的な姿も描き出す。

そんな中で個人的に一番感動したのは、草刈りならぬボクセル刈りだ。一太刀すれば視覚から心地いい感覚が伝わり、「シュパッ!」と切れば草花が一斉に散っていき、短時間で「にょろにょろっ」と一斉に生えてくる様子を繰り返し眺めるだけで楽しい。個人的にはこの部分だけでBitSummit視覚賞なるものがあれば与えたい。

その見た目だけでプレイし取り上げることを決めた本作のゲームジャンルは、ゼルダタイプのオーソドックスなアドベンチャーゲーム。製品版ではシングルプレイも用意されるそうだが、今回は4人プレイのデモバージョンが展示された。

主な操作は近接、範囲攻撃、射撃、拾ったアイテムの投擲とシンプルで、これらを使い分けて戦闘する。射撃はエネルギー制で使い方を考えさせられるが、難易度は低く設定されている。とにかく何も考えずバッサバッサと障害物と一緒に敵をなぎ倒しストレスを発散させていくのが、このゲームを楽しむ最大のポイントだ。

デモのステージでは複数の4画面ほどの小さなエリアを渡り歩き、鍵を探してボスのいるエリアを目指す探索要素も存在したが、序盤のステージということで、これといって仕掛けを体験することはなかった。

しかし全てのオブジェクトがボクセルで作られているため、普通の背景オブジェクトと、偶に置かれている爆弾の見分けがつかず、筆者を含め、何度も爆弾を切りつけて重症を負ってしまうナチュラルトラップに引っかかるプレイヤーが多かった。

それは、マルチプレイだと画面上がかなり賑やかになるため、自分と仲間を含めた攻撃や、それで大散乱するボクセルやオブジェクトで自キャラを含めて色々と見失いやすいところがあるからだ。

だがマルチプレイに限れば問題ない。いや、むしろそのハチャメチャプレイが本作の売りの一つと誰もが感じるだろう。そのシンプルで分かりやすい楽しさは、プレイする子供から、それを見て応援する母親まで一緒になってワイワイはしゃいで楽しんでいた。

そもそも仮にキャラが死んでも数秒で復帰できるため、ミスにそれほど恐怖感を受けず遊べるのも大きい。それでいてボスの攻撃は強力で、何度も気づかない間に瞬殺される事もあり、ゲームプレイの緊張感もしっかりと残されている。

プレイ中にコインを集めてそのスコアで勝敗が決定する勝負要素や、敵やオブジェクトを破壊して武器を拾うハクスラ要素も搭載するが、正直プレイアブルでの目新しさは少ない。しかし、間違いなくパーティーゲームとしても高いレベルで活躍してくれるだろう。

発売日2017年と詳細は不明だが、PCの他にもコンシューマでも発売が予定されているので、力強い自信を見せるシングルモードにも期待を寄せながら国内販売にも期待したい。

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